衣195「聖書物語」P.29から
リベカにふたごの男の子生まれる。
エサウ毛ぶかく、たくましく、野を駆けまわって狩りをしたり、畑ではたらいたり、羊の世話をするのが好き。
からだからは土やけもののにおいをさせていて、眠くなればねむり、おなかがすけば食べるという毎日をおくっていた。
反対にヤコブはおとなしく、めったに外に出ない。
母親のリベカはヤコブをかわいがり、あまやかす。
長男のエサウが、イサクのあとつぎとして、財産をぜんぶひきつぐことを、リベカとヤコブはいまいましく思い、はかりごとをめぐらす。