衣323飛行機の気圧
機内の気圧について
飛行中の客室内の気圧は地上より低く、約0.8気圧程度に調整されており、巡航高度においては標高約2,000mの山に登っているような状態と同じような環境です。気圧の低下に伴い、機内酸素分圧(空気中の酸素の圧力)も地上の約80%となります。航空機の離陸・着陸時の各々15~30分間に気圧の変化が起こります。そのため、健康なお客様にとっては特に問題ありませんが、体質や体調(風邪をひいていたり、鼻づまりがある時)によってはこの気圧の変化によって、航空性中耳炎をおこすことがあるといわれています。
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赤ちゃんや小さなお子様は、自分自身で対処をすることが出来ないので、哺乳瓶の口やおしゃぶりをくわえさせる等するとよいでしょう。また、耳管が開きやすいようにミルクやジュースを飲ませてください
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飛行機と登山は違うと思いますが参考まで
https://www.yamareco.com/modules/plzXoo/index.php?action=detail&qid=4459
子供と高い山に行きたいと思っているのですが、
医学的な文献などを幾つか散見し、2400m以上の山は最低3歳くらいまでまったほうがいいなどという資料を見ました。
https://www.bepal.net/play/trekking/70914
ロープウェイ等に乗る場合は、高低差について考えておきます。高尾山のケーブルカーは高低差271m、金華山のロープウェイは高低差255mです。しかし日本一の高低差を誇る駒ヶ岳ロープウェイでは高低差950mもあって、たどり着く千畳敷駅は標高2611m。健康な大人でも高山病になる恐れのある高さです。駒ヶ岳ロープウェイは極端な例ですが、心肺機能が未発達の赤ちゃんにとって、上下移動や標高に無理がないか考えたうえで計画できるといいですね。