衣500病院の火災原因、3分の1が放火 対策に苦慮 大阪ビル放火

衣500病院の火災原因、3分の1が放火 対策に苦慮 大阪ビル放火

 

 

 大阪市北区の雑居ビルにあるクリニックで起きた放火事件では、20人を超える多くの犠牲者が出た。過去に医療機関で起きた火災をたどると、放火されたケースが目立つ。病院での出火原因のトップは放火によるとの統計もあり、今回のような雑居ビルの中に入る小規模なクリニックも含め、医療機関の放火対策をどう徹底するかも今後問われる。

 「病院での放火はベッドやトイレなどに火を付けるケースがほとんどで、外来や受付を狙った放火はあまり聞いたことがない」。平成立石病院(東京都葛飾区)の猪口正孝理事長はこう指摘する。