衣4-1-1つづき、ありました、

衣4-1-1つづき、ありました、

ちょっと忙しくて全部読めてませんが、原因は他にあるかも?

 

■「ナンブコムギ」にカビ毒 学校給食で「せんべい汁」として提供も

「カビ毒」のことを知る前に、まずは今回の問題の経緯から説明します。問題となっているのは、去年9月22日から先月20日までに、JA全農いわてが販売した「ナンブコムギ」です。岩手県内と東京の3つの製粉会社に約700トンが販売されました。 販売前の検査では異常は確認されませんでしたが、東京の製粉会社が自主的に検査したところ基準値を超える「カビ毒」が検出されました。そのため東京の会社は出荷しませんでしたが、岩手県内2つの会社はすでに約400トン、小売メーカーに出荷していました。

 

これまでにわかっているのは主に学校給食で「せんべい汁」として提供されたケースです。せんべい汁は青森の郷土料理で、醤油味の鍋に「南部せんべい」を入れたもので、このせんべいに小麦が使われていました。 ■岩手県新潟県 関東でも… 広範囲で学校給食として提供

 

「すでに学校給食で提供した」という報告が相次いでいます。宮城県内では仙台市のほかに、登米市大崎市などの学校でも提供されていました。 また、岩手県新潟県、そして関東でも報告があります。東京都杉並区でも17の小中学校など、神奈川県では藤沢市小田原市横須賀市で当該の「小麦粉」が使われていたということです。 ■健康への影響は? カビ毒の因果関係は?

 

これまでにわかっているのは、仙台市で13人がおう吐や腹痛。気仙沼市で3人が医療機関を受診。横須賀市では5、6人の児童に下痢や吐き気などがあったとの報告があがっています。ただ、これらの症状とカビ毒の因果関係はわかっていません。 気仙沼市によると、せんべいなどに加工されることにより「カビ毒」の含有量は少量となり、健康に影響を及ぼす可能性は低いと考えられるということです。

 

そもそも「カビ」と「カビ毒」は分けて考えた方がいいです。 「カビ」といっても、私たちの身の回りには「みそ」や「しょうゆ」などカビによる発酵を利用した食品が多くあり、薬など「人々の暮らしに役立っているカビ」もたくさんあります。 一方で、カビの中にはガンや中毒アレルギーの原因になる「害になるカビ」もあり、そのようなカビが作り出す毒を「カビ毒」といいます。つまり「カビ毒」とはカビから生まれる物質のことです。 人や動物に有害な「カビ毒」は、なんと300種類以上も報告されています。 ■小麦に…カビ毒「赤カビ」とは?

 

できるだけ、触れたり口に入れたりはしたくない「カビ毒」。目で見て、わかるのでしょうか? 食品にカビが生えているかは目で見てわかる場合もありますが、「カビ毒」が含まれているかどうかは、検査しないとわからないそうです。

 そのカビ毒の中で、今回問題となったのが「赤カビ」です。畑の土の中などに含まれている「フザリウム」というカビが、特に麦やトウモロコシに付いて、毒を作ります。 この赤カビを大量に摂取し中毒を起こすと、吐き気やおう吐、腹痛、下痢などの症状が出ます。また、血液や免疫の機能に障害が出ることもあるそうです。 ■「カビ毒」は熱に強い

 

覚えておいて欲しいのが「カビ毒」のほとんどは熱に強く、「通常の調理や加工の温度」では完全に分解するのは不可能だということです。 東京都の保健医療局によると、「通常の温度」とは「100℃から210℃」、時間は「60分以内」。これでは、毒はほとんど減らないといいます。 ■「カビてるところだけ取って食べよう」はダメ 目に見えないカビが…

 

食の安全に詳しい、食品問題評論家の垣田達哉さんに話をうかがいました。 家庭の食品にも「カビ毒」は当然あって、大量に摂取すると健康被害の可能性があるといいます。まずは当たり前ですがカビた食品は食べないのが重要です。「カビ毒」は熱で分解されにくいので、カビの生えたパンも「焼けばいい」というわけではありません。 これから冬の季節も要注意です。 餅やみかんが変色していたら、かなりカビが多くて、青いカビがついたところだけでなく、そのまわりで、接触している餅やみかんにも目に見えないカビが発生しているかもしれないので、食べない方がいいそうです。 「カビてるところだけ取って食べよう」は、やめた方がいいということです。