衣485柔道、永山竜樹、「待て」問題と糸島消防署のパワハラ30分中刷り問題を考える、20分かもしれないし、裁判記録はまだ読んでません。

衣485柔道、永山竜樹、「待て」問題と糸島消防署のパワハラ30分中刷り問題を考える、20分かもしれないし、裁判記録はまだ読んでません。

柔道】永山竜樹、不可解判定の失神に「待て、は聞こえてました。記憶は…」試合後に語った思い

日刊スポーツ新聞社 によるストーリー

パリオリンピック(五輪):柔道>◇27日(日本時間28日)◇男子60キロ級3位決定戦◇シャンドマルス・アリーナ

【パリ=木下淳】元世界ランキング1位の永山竜樹(28=SBC湘南美容クリニック)が、初の五輪で意地の銅メダルを獲得した。準々決勝で不可解判定により敗れた後、敗者復活戦で台湾選手を退け、迎えた3位決定戦でイルディス(トルコ)を破った。「手ぶらで帰るわけにはいかない」と最低限の表彰台は死守した。

物議を醸したのは準々決勝。昨年の世界王者ガリゴス(スペイン)と対戦。締め技を耐え、しっかりと足も二重に絡めて我慢していた中、審判が「待て」の合図を出した。普通、試合は止まる。しかし相手は力を緩めなかった。5~6秒間にわたって締められ続けた。

永山は「待て」を信じ、力を抜いていた。袖車からの締めが解け、直後、立ち上がろうとした時、一瞬、意識を失った。あおむけになり、自ら立ち上がるまで「落ちた(失神)」と判断された。「待て」の後に、片手締めによる一本負けが宣告された。

試合後、取材エリアでは終始、険しい表情だった。「やっぱり金メダル目指してやってきたので、厳しい気持ちです。もう本当に、家族とかたくさんの方々が応援に来てくれていたので、その方々のために、手ぶらで帰るわけにはいかないと思っていたので。必ず銅メダル取ろうと思ってきました」と、まずは振り返った。

続いて、問題の場面について「待て」は聞こえていたのか尋ねられると「聞こえてたんですけど」とした上で「やっぱり、そこで自分が気を抜いてしまったので…。自分は、首が締まってるところに指を入れて耐えてたんですけど『待て』で力をちょっと抜いたところに、入られてしまって。そこから、ちょっと記憶がないんですけど。でも『待て』の後も耐えてたんですけど、しっかり『待て』になるまでが結構、長くて。気づいたら、ああいう形になってしまって…。正直、何が起きたか分かっていなくて。『待て』がかかったのは覚えてたんで、おかしいなとは思ってたんですけど、でも、そう言われてしまった自分に隙があったのかな」と神妙に話した。

その後は「練習パートナーと一緒にいたりしたんですけど、もう1人になろうかなと思って音楽を聴いてました」。難しい状況でも切り替えて、初の五輪では銅メダルを手にしたが、笑顔は一切なかった。

救いは「次は金メダルを取れるよう、今後の教訓にしたい」と語ったことか。28年ロサンゼルス五輪へつながる発言は、しっかりと残した。