衣949-3照鏡見白髮

衣949-3照鏡見白髮

これも井伏鱒二の厄除け詩集に載ってました、

ネットから↓

 

照鏡見白髮 張 九齢

   宿昔靑雲志

   蹉跎白髮年

   誰知明鏡裏

   形影自相憐

   (PCにない旧字は常用漢字
   用いています)


        鏡かがみに照てらして白髪はくはつを見みる 張ちょう 九きゅう齢れい

  宿しゅく昔せき 青雲せいうんの志こころざし

  蹉跎さたたり白髪はくはつの年とし

  誰たれか知しらん明鏡めいきょうの裏うち

  形影けいえい 自みずから相憐あいあわれまんとは

【通釈】 起句 昔若かった頃は、学問を修めて立身出世しようという大志をいだいていたものだ、
        承句 しかし つまずいて、志を得ないうちに白髪の年になっていまった。
        転句 だれが予想したであろう、鏡の中に、
       結句 映った我が身の影とこうして憐れみ合うことになろうとは。

私の場合、何だかボーっと生きてきて、(社会システムもわからず、フェリア(友人)もいず、

最後の、

 映った我が身の影とこうして憐れみ合うことになろうとは。

↑が何だかしみじみ、しみます、