衣272-1水俣病のメチル水銀の神経系障害

衣272-1水俣病メチル水銀の神経系障害

 

http://nimd.env.go.jp/archives/tenji/a_corner/a03.html


メチル水銀による神経系の傷害メチル水銀は神経系の特定部位に強い傷害を起こします(左図赤色部分)。 その結果それぞれの部位が持つ役割に応じた障害が起こります。 これが以下のような症状となり、わ様々な組み合わせで現れるのが水俣病の特徴です。

①わけもなくころぶ。まっすぐ歩けない。ボタンをかけたり、衣服の着脱など日常の動作が思うようにできない。(運動失調)
ことばが不明瞭。(講音障害)

②まっすぐ見たときに周辺が見えにくい。(視野狭窄

③触れているのはわかるが手のひらに書かれた数字がわからない。さわった物の形や大きさがわからない。ざらざらとすべすべの区別がわからない。(感覚障害)

④力が入りにくい。筋肉がけいれんを起こしやすい。(運動障害)

⑤音の識別ができない。相手の言うことが聞き取れない。(聴力障害)

⑥じんじんするしびれ。さわられても感じにくい。熱いものや冷たいものにさわっても感じにくい。(感覚障害)