衣917-2戦争と経済、

衣917-2戦争と経済、

 

米国は第二次世界大戦以来最も財政状態が脆弱である。なの?

 

難しくてよくわかりません、↓

 

〔深読み米国株〕イスラエル不安で防衛株急騰=それでも投資先はS&P500か

 

イスラエルパレスチナ自治区ガザでの「地上作戦」を予告し、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの大規模な軍事衝突は避けられない情勢になってきた。一方、米国市場の株価は堅調に推移し、リスクオフの動きは限定的だ。

 ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスイスラエル侵攻は10月7日。イスラエル軍も報復に動き、現地の状況は緊迫の度合いを増すばかりだ。

 一方、ハマス侵攻開始前の10月6日から12日までにS&P500、ナスダック総合指数はともに約1%上昇した。S&P500などの堅調は長期金利低下の恩恵が大きい。アマゾン・ドット・コム(AMZN)やアップル(AAPL)といった金利低下が買い材料になる大型IT銘柄の構成比が大きいためだ。10年物国債の利回りは連邦準備制度理事会FRB)高官の追加利上げに慎重な発言などを受けて、10月3日の4.8%超から11日には4.5%台まで低下している。

 ただ、個別銘柄ベースでは凹凸がある。6日から12日にかけての最大値上がり率は、ノースロップ・グラマンNOC)が最大13.3%と値を飛ばしたほか、ロッキード・マーチン(LMT)が10.5%、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)が10.0%、L3ハリス・テクノロジーズ(LHX)が7.9%などと急騰している。

 「バロンズ・ダイジェスト」は11日配信した記事「中東紛争、防衛株上昇が続くと考える理由」で、現地アナリストが防衛株について「ハマスイスラエル攻撃で株価が上昇したにもかかわらず、まだ過熱していない」とする見解を紹介している。

 一方、デルタ航空(DAL)、アメリカン航空AAL)、ユナイテッド航空(UAL)など大手航空会社株が急落し、航空株に連動するUSグローバル・ジェット投資信託(JETS)は年初来安値を付けた。燃料費高騰のリスクは旅行業界に飛び火し、クルーズ船運航大手カーバル(CCL)やコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)も売られた。

 個別株の投資家であれば防衛関連株の上昇トレンドを追うか、戦争終結とその後の原油価格安定を見越して航空株の押し目を拾うかになりそうだが、どちらもリスクの大きい賭けだろう。予算膨張をめぐる米連邦議会の対立は根深く、ロッキードなどを潤す防衛費は投資家の期待ほど増えない可能性がある。原油価格はロシアとサウジアラビアの減産による供給不安でイスラエル侵攻前から高止まりしており、戦争終結原油安に直結する保証はない。

 イスラエルでの戦争に起因するリスクを敬遠するのであれば、アマゾンなど大型IT株が左右するS&P500など、金利動向に対して素直に反応するインデックス型商品が無難かも知れない。値動きの分かりやすさは投資家にとって心強いものだ。(編集委員・伊藤幸二)(了)

恐るべき多面戦争と大国間の対立という危険な新世界に突入!?
2023/10/12
 石原 順

 

ポール・チューダー・ジョーンズは、「誰もが巻き込まれる世界大戦の連鎖が起こるかもしれない」という懸念を示し、地政学的な不安定な状況について、ウクライナ戦争、イスラエル戦争、そして中国と台湾という3つの大きな火種があることを指摘した。

 チューダーはCNBCのインタビューで、「再びリスク資産に飛び込む前に、個人的に解決策を待ち、イスラエルハマス紛争の潜在的な影響を評価する。核戦争の可能性を排除していない。2024年の第1四半期に景気後退が始まる。米国は第二次世界大戦以来最も財政状態が脆弱である。2025年までに1兆ドルの貯蓄を見つける必要があり、増税と歳出削減を行うべきだ」と述べた。