衣635-1わからんなあ
ぼくは、自分でもよくわからんことを口ばしる癖があって、
それで人にわからせることが商売のはずの教師をして、困ったことだと思っておられたそうです。
ところがある時、
河合隼雄に
聞いたところでは、
ヤブの
カウンセラーほど
相手の病名をわかったことにして
安心したがるそうです。
してみると、
わかったことにしたり
わからせたつもりになって
安心したがるのは
ヘボ教師。
「わからんなあ」
と言ってつきあえるのが
器量と
思うことにされたそうです。
ウィキペディアより↓
森 毅(もり つよし、1928年1月10日 - 2010年7月24日[1])は、日本の数学者、評論家、エッセイスト。京都大学名誉教授。専攻は、関数空間の解析の位相的研究。
来歴・人物編集
東京府荏原郡入新井町(現:東京都大田区)生まれ、大阪府豊中市育ち。大学教授時代より亡くなるまで京都府八幡市に在住した[2]。
小学生の頃から塾へ通うなどしていたが、『戦時中、ぼくはというと、自他共に許す非国民少年で、迫害のかぎりを受けた不良優等生、要領と度胸だけは抜群の受験名人、それに極端に運がよくって、すべての入試をチョロマカシでくぐりぬけた』という(本人著『数学受験術指南』より)。