衣442「やばいデジタル"現実(リアル)"が飲み込まれる日」NHKスペシャル取材班
はじめに
デジタルがリアルを飲み込もうとしている
から始まる本
「アラブの春」とあり、
何の事かわからず、ネット検索すると
アラブの春(アラブのはる、英語: Arab Spring)とは、2010年から2012年にかけてアラブ世界において発生した、前例にない大規模反政府デモを主とした騒乱の総称である。2010年12月18日に始まったチュニジアのジャスミン革命から、アラブ世界に波及した。また、現政権に対する抗議・デモ活動はその他の地域にも広がりを見せており、アラブの春の事象の一部に含む場合がある。各国におけるデモは2013年に入っても続いた。なお、“Arab Spring”という言葉自体は2005年前後から一部で使用されていたものである[27][28][29][30]。 しかし、ほとんどの国で混乱や内戦が泥沼に陥り、強権的な軍政権に戻ったり、ISILのような過激派組織が台頭したりするなど、いわゆる「アラブの冬」として挫折を見せている[31][32]。
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(焼身自殺された方のご冥福をお祈りします。
デジタル映像を思ってしまい申し訳ありません)
概要[編集]
一青年の焼身自殺事件に端を発する反政府デモが国内全土に拡大し、軍部の離反によりザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー大統領がサウジアラビアに亡命し、23年間続いた政権が崩壊した事件である。ジャスミンがチュニジアを代表する花であることから、このような名前がネットを中心に命名された[7][8]。
この民主化運動はチュニジアにとどまらず、エジプトなどほかのアラブ諸国へも広がり、各国で長期独裁政権に対する国民の不満と結びつき、数々の政変や政治改革を引き起こした。こうした一連の動きはアラブの春と呼ばれた。
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概要[編集]
中東地域は、世界の原油・天然ガスの産出・埋蔵量の多くを持ち、アラブ世界の中のユダヤで核保有国と目されるイスラエル、世界の大動脈スエズ運河を抱えるエジプト、シーア派の大国のイラン、イラク戦争から再建中のイラク、アラブ諸国とも欧米とも対立した独自路線を掲げるカダフィ大佐のリビア、石油の富が公平に分配されていない湾岸諸国、対立が続くスンナ派とシーア派などを抱えていた。
幾多の戦争が起きた地域であり、情勢が不安定であったこの地域だが、2011年にチュニジアやエジプトなど30年以上の長期独裁政治が、数か月足らずの間に相次ぐ民衆のデモ活動で揺らぐことになった。 世界経済が不調のなか、もともとエジプトの騒乱では小麦価格の高騰による貧困層の困窮や、若年失業率(多いところでは5割)の大きさが原因としてあげられている。逆に革命を引っ張っているのは、まだ少数ながら教育を受け経済力を持ち、情報手段を持つ「中間層」である。
これらの革命の背景にはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の役割も大きいとされる。衛星放送[注 1]やインターネットの普及で情報は瞬時に伝わり[注 2]、携帯電話、ツイッター、フェイスブックなどで抗議活動に関する呼びかけなどが行われた。CIAやジョージ・ソロスと関連付ける説もある[33]。
イスラエル[編集]
イスラエルでも物価の高騰により、若者や中間所得者層を中心とした経済改革などを求めるデモが2011年7月以降、繰り返し発生している。特に8月6日のデモでは参加者がイスラエル全土で30万人を超え過去最大規模のものとなり、9月3日のデモでは40万人を突破した[111][112]。さらに、アラブ系イスラエル人の地区などでは差別撤廃を要求する声も出ている[113]。
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Amazon.co.jp: やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日 (講談社現代新書 2594) : NHKスペシャル取材班: 本
あなたの人生は、わずか2.74GB(ギガバイト)。
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デジタルは、私たちの社会をさらに自由に、豊かにしてくれるーー。
しかし、それが実にはかない願望であったことを、私たちはいま実感させられている。
SNSの広がりは「真実」と「フェイク」の境界をあいまいにし、私たちは「フェイク」に踊らされるようになった。
文脈を失い、断片化された情報は、それがデマであってもまるで真実であるかのように、「いいね」がつけられ、世界中に拡散されていく。
ビッグデータに蓄えられた検索履歴は、私たち以上に私たちのことを知り尽くしたデータ=「デジタルツイン」となり、私たちのプライバシーを丸裸になりつつある。
にもかかわらず、私たちは、デジタルの恩恵から逃れられない。
フェイクが横行し、プライバシーが剥奪され、リアルはデジタルに侵食されるーー。不自由で非民主主義的な世界を、私たちはどう生きるべきか?
【本書の内容より】
◇フェイクは真実よりも20倍速く拡散する
◇一般女性が次々と「フェイクポルノ」の被害に
◇世論操作の天才=メキシコの「フェイク王」
◇台湾の「天才IT大臣」オードリー・タンの手腕
◇「フェイクウォーズ」アメリカ大統領選の行方
◇もう一人のあなた=「デジタルツイン」の誕生
◇「9年間で3万5765回」検索履歴で素性も年収も丸裸
◇香港の若者が「デジタル断ち」する理由
◇自殺をリコメンドするアルゴリズム
◇監視カメラの映像をシェアして楽しむ人々
◇議論を呼んだ「追跡アプリ」の是非
◇Z世代のプライバシー意識は溶けつつある ……など
【本書の目次】
第1章 フェイクに奪われる私 -情報爆発と「ディープフェイク」
第2章 デジタル絶対主義の危険 -フェイクが民主主義を脅かす
第3章 あなたを丸裸にする「デジタルツイン」 -ビッグデータはすべてを知っている
第4章 さよならプライバシー -恐怖の「デジタル監視」時代
第5章 あなたのデータはだれのもの? -市民の主導権、企業の活用、政府の規制
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おわりに
「デジタルVSリアル」が私たちの暮らしに何をもたらすのか、
いまが分岐点だと言っても過言ではない。
天然の絶滅危惧種のメダカとか、田んぼで鳴いているカエルがリアルだと思いたいけど、まだカエルの鳴き声を聞いていない!
米からプラスチック、これがデジタル社会だろうか?