衣262国内初のPCB特別管理産業廃棄物の現地処理が完了

衣262国内初のPCB特別管理産業廃棄物の現地処理が完了

https://www.konoike.co.jp/et/archive/detail/000992.html

鶴見川遊水地土壌改良工事

東京本店 工事事務所
柏熊伸治/縁田正美

はじめに
鶴見川多目的遊水地は、鶴見川下流域の洪水対策を目的とし、国土交通省が、平成6年から工事を進めてきた施設で、その敷地内には日産スタジアム等のスポーツ施設を備えています(写真-1)。この建設工事の過程でポリ塩化ビフェニル(PCB)などの有害物質および異物(木材、プラスチック、がれき等)が混在している土砂(異物混入土)が確認されました。

(↑これ原因追求しなくてよかったの?)
当時は、サッカーワールドカップの開催を控えており、PCBを含む異物混入土の処理技術が確立されていなかったため、遊水地敷地内に一時保管する対策が平成14年に行われました。(保管の方法はどんなの?)


その後、PCBを含む異物混入土の無害化処理技術が確立されたことを受け、平成21年2月に高度技術提案型の入札が行われ、当社の提案した「ジオスチーム法TM」1)による無害化処理技術が採用されました2)。その土壌改良工事が平成25年10月に完了しました

抜粋

本工事の特徴
工事の実施に当たっては、異物混入土の無害化処理がPCB廃棄物の中間処理に該当するため、現場内に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に規定されたPCB廃棄物中間処理施設を設置して処理を行う必要がありました。このため、横浜市環境影響評価条例に基づく環境影響評価および施設の設置許可申請を行ない、遊水地の敷地内に処理施設を設置しました。

 

本工事は、9,248t(5,828m3)に及ぶPCB廃棄物を、現地で無害化処理した国内で初めての事例です。(←不法投棄?それともコペルニクス的転回?)当社は、本施設の設計・製作、環境影響評価手続き、施設の設置・撤去および無害化処理施設の運転を行いました。