衣1-9公平委員会と百条委員会、
“パワハラ発言”福岡 宮若市長が謝罪 市議会は百条委設置へ
2023年12月1日 21時04分
福岡県宮若市の塩川秀敏市長が、複数の市の職員に対してパワハラが疑われる発言を繰り返していたとされる問題で、塩川市長は、12月1日に開かれた市議会で「深く反省し心からおわびします」と謝罪しました。
宮若市の定例の市議会が1日から始まり、開会前、塩川市長は「ハラスメント行為があったとして複数の職員から公平委員会に職場環境の改善の申し立てがありました。深く反省し、心からおわびを申し上げます。今後、このようなことがないよう、発言や態度については十分に留意したい」と謝罪しました。
1日の市議会では、この問題についての調査特別委員会、いわゆる百条委員会の設置が提案され、全会一致で可決されました。
この問題では、パワハラを受けたと訴える複数の市の職員が市の公平委員会に職場環境の改善を申し立てていて、市長が課長に対して「辞めろ」や「ヘルメットをかぶっていろ。そしたらバットでたたいてやる」(←これは漫才ネタっぽい)などと、パワハラを疑われる発言を繰り返したとされています。
また、夫婦の職員が同時に育児休業を申し出た際に、人事担当者に対して「2人同時に育休を取る必要があるのか」と発言したとされています。
議会終了後に会見を開いた塩川市長は「今回の件をしっかりと反省し、職員との信頼関係を構築し市政運営を行っていきたい」と述べ、市長を続ける意向を示しました。
そのうえで「百条委員会を通していろんなことが明らかになってくると思う。真摯(しんし)に対応したい」と話しました。
百条委員会の設置を提案した和田善久 議会運営委員長は「今の市長が就任した時からパワハラはありました。職員から私も相談を受けました。今回は議会としてしっかりと受け止めなければいけない。本来なら彼はここで手を引くべきだと思う」と話しました。