衣258-1世界のPCB汚染
カナダの事例1
たとえばカナダでは、1985年にオンタリオ州Smithvilleにおいて保管中のPCB入りトランスからPCB汚染油が漏洩していたことが判明。土壌や地下水の汚染、家畜や農業への被害を合わせると数十億カナダドル(1,000億円以上)もの被害が出てしまったそうです。
また、PCBが漏えいしたために町の水道を閉鎖しなければならず、整備にも多額の費用がかかっています。さらに汚染された地下水が将来的にどのような影響をもたらすかに注目する必要があり、汚染物質の移動状況の把握や除去方法について課題を残している状況です。