衣273「聖書物語」61ページから

衣273「聖書物語」61ページから

6 新しい牧草地を見つけて

 

エジプトから脱出したときは弱いユダヤ

次の世代は四万人の強い軍隊

 

めざす土地は何千年も前から住んでいる人びとがいる。

戦いが始まる。

 

ユダヤ人のかがり火がいくつもたかれ、夜空をあかあかと染めた。

川の反対側にいる人びとはおびえて、攻撃から身を守る準備をはじめる。

 

モーセのあとのヨシュアは注意深い指導者。

川をわたる前に、シティム村に本部をおいてふたりの斥候をカナンにおくりだし、エリコの町をさぐらせた。

(斥候せっこう: point)とは、地上戦闘の際に、敵情・地形などを偵察あるいは秘密裏に監視するために本隊から派遣される、単独兵または小人数の部隊のことである。また、その偵察行為そのものを指すこともある[1]。)

 

https://eow.alc.co.jp/search?q=point

↑たくさんあるので少し↓

point

  1. 〔議論{ぎろん}などの重要{じゅうよう}な〕主張{しゅちょう}、提案{ていあん}、論点{ろんてん}
  2. 〔話や考えなどの〕要点{ようてん}、核心{かくしん}、真意{しんい}
  3. 〔とがった物の〕先端(部){せんたん(ぶ)}◆鉛筆や刀などのとがった先。
  4. 〈古〉〔とがっている〕刀、針
  5. 〔指・あご・ひじなどの〕先
  6. 〔突{つ}き出た〕半島{はんとう}、岬{みさき}、突端{とったん}
  7. 〔とがった物で付けた〕点、穴{あな}
  8. 句点{くてん}、ピリオド
  9. 《数学》小数点{しょうすうてん}
  10. 《数学》〔面積{めんせき}を持たない〕点

 

ここをとおらないと前にすすめない。

 

ふたりは、エリコにいると、町の人たちのようすや城壁の強さや兵士についてしらべてまわった。

 

夜になってラハブという女の家に向かう。

ラハブは見知らぬ二人を部屋にかくしてくれる。

 

役人が調べに来る。

ラハブは天井裏につんだ亜麻の下にかくす。

役人は引き上げる。

ラハブは麻をあんだ赤い綱を持って天井裏へいく。

この綱で道におろしてあげよう。

いそいで川をわたりなさい。

助けてあげたお礼に、あなたがたが攻め入ったときは、わたしと家族と友人をすくってください。

 

ふたりはそうしようと約束した。

そして窓の下に目印として赤い綱をむすんでおくようにいう。

 

ふたりは無事に本部にもどり、ヨシュアに報告する。

 

ヨシュアはただちに川をわたることにする。

聖なる契約の箱をかついだ祭司たちが川岸にたつと、ヨルダン川は流れをとめる。

全員がわたりおえるとまた激しい流れにもどる。

 

ユダヤ人はついに、先祖の故郷にもどる。

 

すこしすすむと、ギルガルの村につく。「過越祭」の日。

シナイの砂漠のまんなかで聖なる祭りをしてから、四十年がたつ。感謝の気持ちをささげなければならない。

63ページ 2行目まで。

 

過ぎ越しの祭(4月)
過越祭(パスオーバー)は、イスラエル人が隷属から解放され、エジプトを脱出したことを祝うユダヤ教の休日で、通常8日間(イスラエルでは7日間)続きます。この行事は、ユダヤ暦の7月15日に始まり、この日は太陽暦では4月5日から13日の間のいずれかの日にあたります。過越祭はアメリカの正式な祝日ではありません。「過越し」(パスオーバー)という言葉は、聖書の出エジプト記に由来しています。出エジプト記の記録によれば、神がエジプトで奴隷とされていた古代イスラエル人、つまり現在のユダヤ人の祖先にあたる人々を解放すると約束したのです。イスラエル人は、自分たちの家の戸口に羊の血で印をつけるよう教示をうけました。神はエジプト人の長子に死をもたらす一方で、印のついたイスラエル人の家は何もせずに過ぎ越していったのです。 ユダヤアメリカ人、そして世界各国のユダヤ教崇拝者にとって、過越祭は家族とともに過ごす大切な日です。最初の2日間に家族で集まり、セーダーと呼ばれる特別なごちそうを食べるのが伝統となっています。セーダーは過越しを象徴する食べ物に満ちた、お祝いの食事です。ユダヤ教の教典を読み、伝統的なセーダーの食事をしながら、ユダヤ人は奴隷として苦労をした祖先に思いを馳せ、彼らがエジプトから解放されたこと祝います。パン種を用いずに焼かれたマツォットと呼ばれるパンを食べること、そしてイーストなどのパン種を用いた食べ物は一切食べないことが、過越祭の2つの掟となっています。