衣636「聖書物語」を読む
前回は2月1日
衣601-1でした。
続きてすが大雑把に
P142から
槍(やり)を持つギリシャ人は、ペロポネソスやアッティカで石器時代の暮らしをしていた先住の人びとをあっけなくほろぼす。
(なんで移住民は、先住民を皆殺しにするのかと、いつも悲しい)
わずか百年のあいだに、ギリシャは、科学者、彫刻家、数学者、医学者、哲学者、詩人、劇作家、建築家、雄弁家、政治家、法律家を生み出す。
偉大な教祖、ザラツストラあるいはゾロアスターと呼ばれる教え。
ザラツストラは、人生は善と悪との争いと考えた。
ユダヤ人は唯一の神を信じているから、戦いに負けたり病気になったりすると、信仰がたりなかったとおもった。
ザラツストラの影響で、ユダヤ人は神によってなされた善をだいなしにする霊の存在を信じるようになる。
その敵を、ユダヤ人は、サタン、悪魔と呼ぶ。
ユダヤ人がサタンが地上におりたと思った時代がきた。
アレキサンドロス(ギリシャで高い教育をうけたマケドニアの若い王子)がニネベでペルシャ軍やぶる。
ユダヤから追放された人びとによくしてくれた強大なペルシャ帝国はほろび、アレキサンドロスとギリシャ軍が勝利者。
アレキサンドロスは、すべての人間がギリシャの文明と思想を知ることができれば、知性を重んじる教えから、恩恵をこうむることができると信じた。
人類にすすんだギリシャ文明を広める野望をもってアレキサンドロスは紀元前335年から進軍開始。
13年後に死ぬまで、彼はナイル川からインダス川まで征服し、ギリシャ文明を西アジアと、エジプトのあらゆる国にもたらす。
この偉大な征服者がシリアの平原をすすんできたとき、ユダヤ人はどうしていいのかわからなかった。
エルサレムに不幸がおそいかかる。
マケドニアの王から金銀を送るように命令され、逃げ場のないユダヤ人はしたがう。
おかげでユダヤ人は、まわりの国ぐにがなめた苦しみを味合わなくてすむ。
数年がたち、ナイル河口にアレキサンドリアの町ができた。
アレキサンドロスに商業の才能をみとめられ、この町に来るように言われたユダヤ人は、エルサレムを離れてエジプトに移住。
有能な市民が去ったあと、エルサレムは国の都の意味をうしなう。
アレキサンドロスが死ぬと、将軍たちは、マケドニア帝国分け合う。
プトレマイオス将軍、エジプト手にする。
紀元前320年.ユダの地をふくむシリアをとる戦いはじめる。
エルサレムの安息日に攻撃、ユダヤ人は十戒のおきてに従い戦わずに敗北。
プトレマイオスはユダヤ人に親切、さらに多くの人々がエジプトに移住、エルサレム雑草おいしげる。
それから百年、アレキサンドロスの後継者たちは争いユダヤの所有者も変わる。
紀元前175年.アンティコス・エピファネス王の領地になる。